自己免疫性肝炎の診断と発症
自己免疫性肝炎という病気を発症してしまいました。
自己免疫性肝炎とは自分の免疫で自分の肝臓を攻撃してしまう病気です。
適切な治療をしないと、早急に肝硬変や肝臓がんになってしまう恐ろしい病気です。
しかも、治療を行って肝臓の機能が回復したとしても、そこで治療を止めてしまえば再び肝臓が悪化してしまうというとても厄介なものです。
免疫というシステムは本来、ウイルスや細菌、病気から自分の身体を守ってくれる生命にとってなくてはならないものです。ところが、なんのきっかけかわかりませんが、自分を守るためのの免疫が自分自身を攻撃し傷つけてしまう。
自己免疫性肝炎だなんて!まさに青天の霹靂だ!
自己免疫性肝炎の発症を知ったきっかけ
初めまして。ダイスケです。
僕は53歳の都内勤務・千葉県在住の会社員です。
2歳下の弟はとっくに独立して家を構え、父親は2019年に亡くなり、母は要介護状態のため特別養護老人ホームに入所しています。
従って僕は実家で一人暮らしをしています。 一人暮らしなので、当然衣食住は自己責任となります。
僕は元々大変大雑把な性格で、その大雑把さで日常生活に支障をきたすほどで注意欠如多動性障害(ADHD)という障害を持っています。
そんな調子だから、健康維持に一番大切な食生活をおろそかにしていました。
- 好きなものと食べたいだけ食べる
- 自炊をしていますが、炒め物には油を計量せずにガンガン使う
- 白米が大好きで常に大盛りにしてしまう。
- 健康に悪いと分かっていながら1日に3〜4本の缶コーヒーを飲んでしまう。
- バランスを心がけて野菜なども取り入れるようにしていたが、とにかく量が多い
- タバコがやめられなかった。電子タバコ(プルームテック)を一日一箱吸わなければ気がすまなかった。
見てください!
これは僕が一人暮らしで自炊して作った料理ですが、ご飯は山盛り、炒め物は美味しそうに見えますが、炒め物に使う油は軽量せずにドバドバ。身の程知らずの量です。
こんな自堕落で無茶苦茶な食生活を送っていたので、知らず知らずのうちに肝臓を傷つけていたのかもしれません。
肝臓の数値と身体の症状の変化
2023年8月に、右胸、右の肋骨あたりに強い痛み(深い呼吸をすると更に痛みが強くなる)を感じるようになり、病院で診察を受けた結果、肺炎および胸膜炎と診断されました。
このときは、抗生物質の点滴を中心とした治療で、6日間の入院で症状が改善されたので退院しました。
このときの肝臓の数値はALTは49,ASTは22でした。ALTの数値が若干基準値を上待っていますがほぼ正常です。
その後、2024年の4月頃まで肝臓の数値は異常なく、軽い脂肪肝といった程度です。
下の画像は2024年5月18日に血液検査をしたものです。
このときの血液検査では、ALTが285,ASTが143,γ-gpが52と基準値よりも相当高くなっており、このときすでに自己免疫性肝炎の兆しが出ていたのかもしれない。
突然 強い倦怠感と極度の食欲不振!
2024年の5月から6月にかけては自覚症状は特になし。日常の食事も特に気にかけずに食べていました。
ところが、2024年7月13日ごろ、突然の倦怠感、極度の食欲不振、胃もたれを感じるようになりました。つい最近まで何も自覚症状がなかったので、本当に突然でした。
食欲が全くなくなり、無理に食べてもえづいたり、吐き気を催したりしました。
胃もたれかな?
胃の調子がおかしいのかな?と思ってドラックストアで胃薬を購入し、3日間毎食後服用しましたが、全く症状は改善されませんでした。
7月15日なって更に倦怠感がひどく全く食欲がわかず食事が取れない状況が続くので、会社を休みました。その時、初めて気がついたのですが、おしっこが常に茶色に近い濃い黄色で、白目が黄色くなっています。
7月15日、かかりつけの内科で血液検査を行う。
7月17日,胃もたれ、食欲不振、倦怠感が収まったのでとりあえず会社に行きましたが、会社についた途端、かかりつけの内科から電話がありました。
血液検査で肝臓の数値がものすごく悪かったから今すぐ病院に来てほしい!
このままじゃえらいことになる!
そんなに悪いの?
その日は結局午前中だけ仕事をして午後は早退してすぐに病院に向かいました。
7月13日の血液検査ではなんと、ALTが2200,ASTは1150!正常範囲の数値の100倍以上!
主治医からはこのように言われました。
これはまずい!
消化器内科のある大きな病院で診察を受けてください・
翌日、主治医の言う通り、市内の総合病院に行き、改めて血液検査やエコー検査をしたところ肝臓の数値は変わらずで、即入院と言われました。
自己免疫性肝炎 発症 まとめ
自己免疫性肝炎についてまとめると・・・・
- 自覚症状がなくても、急に胃もたれ、食欲不振、倦怠感が現れる
- 血液検査の極端な数値の変化で、初めて分かることがある
- 自覚症状がなくても、定期的に血液検査をすることはなにより大事
僕はこのような辛い経験をしましたが、改めて皆さんに言いたいのは、健康とはかけがえのないものです。日常の生活ではなんの自覚症状がなくても少しでも生活習慣が乱れていれば、身体は正直です。
すぐに悲鳴を上げてしまいます。
皆様も暴飲暴食は避け、食べる量はいつも腹八分目、節度のある生活をしていただきたいのです。そうしないと、私のようにある日突然、命に関わる大変な病気になってしまうこともあるからです。
どうかお気をつけくださいませ。
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